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美希「そんなの、矢!」 

カテゴリ:アイマスSS

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:20:29.41 ID:Y6GauMPe0

(カカカッ!)

P「ヒィッ!?」

貴音「何奴!?」

春香「プロデューサーさんの頬を掠めるように!!」

亜美「こいつは……遠距離型のスタンド!?」

美希「よ、よく分からないけど、ミキ、いくらハニーの言うことでも、それは聞けないの!」

P「だ、だがな、美希。もうお前は十分成長した。俺がいなくてもやっていける」

美希「矢なの!!」

(カカカッ!)

P「ドヒュゥゥゥゥゥウ?!」

春香「プロデューサーさん!?」

貴音「こ、今度は、股下、腰の左右の逆三角!」

亜美「肝っ玉も冷え込むZE……!」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:25:48.02 ID:Y6GauMPe0

美希「ミキには、まだハニーが必要だもん!」

P「わ、わがままを言うな! プロデューサーが少ないこの事務所で、俺は新人の育成を優先しないと」

美希「矢なの!!」

(カッ!)

P「ヴィ゙リ゙ア゙ム゙っ!?」

亜美「兄ちゃんの頭上にリンゴがあるかのように!」

春香「い、一体何者なの!?」

貴音「……! コレは、矢文!」

P「え、何か書いてあるのか?」

美希「えっと……『二度あることは三度ある』?」

P「嘗めやがって! 脅迫に屈する俺ではない!」

亜美「裏にもなんか書いてあるYO」

美希「『仏の顔も三度まで』」

P「まったく、美希は仕方ないなぁ。こんな未熟じゃ、まだまだ一人ではやらせられないなァははは」

美希「あはっ☆ はいなの!」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:30:56.78 ID:Y6GauMPe0

美希「ふんふふ~んふ~ん♪ 今日はお散歩♪」

(ガサッ)

美希「! 誰なの!」

(スゥッ)

黒井「わ・た・し・だ」ウィ~ンッ

美希「黒井社長!」

黒井「美希ちゃァん……今日こそ、961プロに来る気になってくれたかい?」ウィウィッ

美希「み、ミキは765プロのアイドルなの! 961プロには、絶対に行かない!」

黒井「……小娘が調子に乗りおって……いいから来るのだ!!!」ウィィィィイッ!!

美希「矢なの!」

(カカカッ!)

黒井「ヴィッ!?」

美希「ミキは、ハニーと一緒にキラキラするの!」

黒井「おのれェ……!」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:36:30.08 ID:Y6GauMPe0

黒井「ウィ……こいつを見るがいい! カマンッジュピター!」パチンッ

冬馬「チッ」グイッ

北斗「悪者でごめんね、エンジェルちゃん☆」グイィッ

翔太「ほらほら、歩きなよ」ドンッ

P「くっ」

美希「は、ハニー!?」

黒井「ご要望通り、プロデューサーも一緒だ……これなら、文句はなかろう!」ウィウィウィッ!

P「俺が言う通りにすれば……美希は、安全なんだな?」

黒井「当然! このジェントゥルルルルルに誓ってなァ!!」

美希「ハニーを、こんな目に……! そんなの、絶対に、矢!!」

(カカッ!)

黒井「ヨ゙イ゙ヂッ!?」

冬馬「オッサン!?」

北斗「矢が……腋の下をすり抜ける様に!!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:41:22.49 ID:Y6GauMPe0

翔太「あ、コレ片方は矢文だよ!」

北斗「何か書いてあるな……ええと」

P「『壁に耳あり障子に目あり』」

黒井「み、見張っているとでもいうのか? この私に、そんな安い脅迫を!」

美希「裏に何か書いてあるよ?」

冬馬「ええと、なになに」

P「『次は命なし』」

黒井「ウィ、私は用があったのだ。本日はこれにて失礼する」ウィウィッ

北斗「撤収! 撤収ううううう!!!」


P「怖かったなー、今日は好きなもの奢ってやるぞー」

美希「あはっ☆ ハニー、だーいすき!」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:46:32.40 ID:Y6GauMPe0

美希「ふんふふ~んふ~ん♪ 今日は真クンとお買い物なの!」

真「こ、こんな服、どうかな……」フリフリッ

美希「ぜ、絶対に似合わないの……水と油なの……」

真「酷いなぁ! 美希がなんと言おうと、ボクはこれを着るからね!」

美希「だめだめー! そんな真クン、絶対に矢なの!」

(カカッ!)

真「うわぁっ!?」

美希「真クンは、もっとスタイリッシュで……カッコよくて……!」

真「で、でもボクだって可愛い服を着たいよ!」

美希「百歩譲って可愛くするとしても、それはダメなの!」

真「ぼ、ボクが何を着ようと関係ないだろ!」

美希「矢なのー!」

(カッ!)

真「ひあぁぁ!?」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:51:27.73 ID:Y6GauMPe0

美希「あ! これ、矢文なの!」

真「ええと、何々……『鹿を逐う者は山を見ず』?」

美希「ど、どういう意味なの……?」

真「ぼ、ボクも分からないよ……貴音でもいれば……」

(カッ!)

美希「何も言ってないのに!?」

真「あれ、矢が刺さってるとこのすぐ傍のこの服……」

美希「! この服なら真クンにもピッタリなの!」

真「うわぁ、可愛いなぁ! こういうのもあるんだね!」

美希「あ、これも矢文だよ? ええと……『梅に鶯』」

真「嬉しいなぁ! ありがとう!」

美希「あはっ☆ これでみんな幸せなの!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:56:27.81 ID:Y6GauMPe0

美希「ふんふふ~んふ~ん……今日は……むにゃ、もーちょっとおやすみ……」

律子「ダ・メ・よ! 今日はプロデューサー殿が忙しいから、代わりに私がビシバシ管理するから!」

美希「ミキ、眠いの」

律子「ワガママ言わない。ほら、行くわよ!」

美希「矢!」

(ヒュォッ!)

律子「フンッ!」パシィッ!

美希「!?」

律子「さ、美希。行きましょう?」ポキンッ

美希「矢、矢ったら矢なの!」

(ヒュヒュヒュッ!)

律子「せいはっとりゃ!」パシパシパシッ!

美希「!?!?」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:01:46.85 ID:wzB8IoYB0

律子「美希、御覧なさい」

美希「は、はいなの」

律子「さっきは一本で簡単に折れてしまった矢ですが」

律子「三本揃っても」

(バキィッ!)

律子「無力よ」

美希「ぁ……あ……!」

律子「これが秋月流三本の矢です。さ、言うことを聞くわね?」ニッコリ

美希「は、はい、なの……あは……」



(ヒュォッ!)

律子「……」パシィッ!

律子「ええと……『兄たり難く弟たり難し』?」

律子「! さっきの矢で髪が!」

律子「……ふふふ、やるわね……!」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:06:25.87 ID:wzB8IoYB0

P「ふんふふ~んふ~ん♪ 美希、オーディションですよ、オーディション!」

美希「うぅ……今日のオーディション、自信ないの……」

P「美希、どうしたんだ! 大丈夫、いつも通りいけば、勝てる!」

美希「ミキね、最近、キラキラできる気がしないの……前に進めないの……」

P「美希……」

美希「……助けてハニー……ミキ、こんなの、矢……」

(カカッ!)

P「ヨ゙ヴユ゙ヴギッ!?」

美希「は、ハニー!?」

P「や、矢文みたいだな……」ダラダラ

美希「えっと……『天は自ら助くる者を助く』」

P「美希自身が、頑張って乗り越えないとな。応援してくれてる人もいるぞ」

美希「……うん! 頑張って、歌ってくるの!」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:11:56.08 ID:wzB8IoYB0

美希『大好きはーにぃー♪』


(ゴソゴソ)

黒井「星井美希め……961プロに来ないのなら、潰すのみ!」ウィウィウィッ

黒井「私が合図を出せば即座にトラブル発生でリタイアだ!」ブラックブラーックウィッ!!

翔太「クロちゃんくろーい!」

美希『さくらんぼーみたーい♪』

黒井「三流プロダクションの分際で楯突いた罪……思い知るが」

美希『さーみーぃしーがりーぃ矢っ♪』


(ドンッカッ!)


黒井「ベラ゙グレ゙ズッ!?」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:16:59.75 ID:wzB8IoYB0

冬馬「また矢文かよ」

翔太「ええと、『沐猴にして冠す』?」

黒井「ななな嘗めおってててててこっこんなもので引く私ではははは」ウィウィウィウィ

北斗「『人を呪わば穴二つ』」

黒井「……キュウ」バタンッ

冬馬「オッサン!」



美希『ずっと見てて♪』

美希『絶対、よ♪ あはっ☆』


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:21:27.89 ID:wzB8IoYB0

美希「ふんふふ~んふ~ん♪ 今日は事務所で遊ぶの!」

P「……俺は、外回りに行ってくる、よ」

美希「行ってらっしゃいハニー!」

P「あぁ、行って、き……ぐぅっ」フラッバタッ

美希「ハニー!?」ダキッ

美希「……! すごい熱! 寝てなきゃダメなの!」

P「だ、ダメだ……今日の仕事は、とても、大切な……うぐっ」

美希「動いちゃダメー!」

P「行かせてくれ……」

美希「矢なの!」

(カカカッ!)

P「っ……矢が飛んで来ようと、行かなきゃ行けない」

美希「ハニー、死んじゃうの! 矢!」

(カカカッ!)

P「行かないと……」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:26:38.03 ID:wzB8IoYB0

美希「行かせない……!」バッ

P「どいてくれ、美希……」

美希「矢ーーーーーーーっ!!!!!」

(トスッ...)

P「あ――」

美希「え……うそ……ハニーの、額に……」

(ドサァッ)

美希「ハニィーーーーーっ!!!!!」






P「これ先っぽ吸盤だわ」スポッ

美希「あ、矢文になってるの」

P「ええと、『病む身より見る目 』」

美希「ハニー、しっかり、休んでほしいの」

P「そうだな、休むことにするわ」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:31:30.01 ID:wzB8IoYB0

P「しかし、仕事も重要なんだが……」


(ガチャァッ!)


律子「そこで、私の出番というわけですよ」バァ~ンッ!

美希「律子!」

律子「ん?」ニッコリ

美希「さん!」

P「お前、どうしてここに……」

美希「あ、裏に何か書いてあるの」

P「裏?」ピラッ

美希「『地獄で仏に会う』」

律子「いきなり矢が飛んできたんで焦りましたよ。でも、事情は分かりました。私が代わりますから、しっかり休んでください!」

P「すまない……!」

美希「あはっ☆ さすが律子さんなの!」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:36:50.17 ID:wzB8IoYB0

美希「ふんふふ~んふ~ん♪ 今日は事務所でのんびりなの!」

春香「最近の美希、楽しそうだね!」

美希「うんっ! なんかね、色々上手く行くの!」

春香「へぇ~」

美希「この調子でいけば、ハニーとも……♪」

春香「……ちょっとそれは聞き捨てならないかな」

美希「春香!?」

春香「プロデューサーを手に入れるのは……」


ハルシュタイン「この私よ!!」バァ~ンッ!


美希「そんなの、矢!!」

(カカカッ!)

ハルシュタイン「ダヷラ゙ノ゙ドヴダッ?!」

美希「ハニーは渡さないの!」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:42:02.53 ID:wzB8IoYB0

ハルシュタイン「……」


ハルシュタイン『……そこに跪いて……♪』


美希「っ!?」ガクゥッ

(ガチャッ)

P「何やってんだお前ら」

ハルシュタイン「美希! そこで私とプロデューサーさんを見ているといいわ!」

美希「は、ハニー! 春香に近づいちゃダメなの!」

P「え?」

ハルシュタイン『まるで荒れる波濤のように♪』

美希「聞いちゃダメー!」

ハルシュタイン『背筋つらぬき心狂わす出逢い♪』

P「あ……」フラッ

美希「あ……!」

ハルシュタイン『そう……出逢い…………♪』フフフッ


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:47:07.71 ID:wzB8IoYB0

ハルシュタイン『……そうよキミ、近付いてきて……』クスクス

P「……」フラァ

美希「は、ハニー……!」

ハルシュタイン『至近距離……手が届くまで……』スッ

P「……閣下…………」スッ

美希「そ、そんな……手を添えて、何をするつもりなの……?」

ハルシュタイン「ふふふ、決まってるよ」

ハルシュタイン『いいわ、キミ……そうよ、まっすぐ……』

P「……」スゥッ

美希「!! ききき、キスなんて、絶対に……!」




美希「矢ーーーーーーーーーっ!!!!!!」


(カカカカカッ!!!!)


ハルシュタイン「ジャ゙ッグヂャ゙ーヂル゙ッ?!」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:52:17.52 ID:wzB8IoYB0

P「……はっ! 俺は一体何を!」

美希「あ、動けるの! ハニー!」

ハルシュタイン「うぅ……キスの直前で顔と顔の間を射るなんて……!」

P「……なんだあの矢は?!」

ハルシュタイン「?!」

美希「ご、五本の矢が、前の矢を裂きながら、全く同じ場所に刺さってる……!」

P「しかも、なんで春香のポスターの心臓部分に……!」

ハルシュタイン「」ガクガクブルブル

P「ええと何々……『三日天下』」

ハルシュタイン「うぐっ」

美希「裏には……」

P「『LIVE OR DIE』」

春香「かっかー……」ショボン

P「こいつ英語使えたのか」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:56:45.19 ID:wzB8IoYB0

美希「ええい、ハニー! この際だから言っちゃうの!」

春香(ふっ、敗者は去るのみ……)ソソクサ

P「な、なんだ!?」

美希「ハニー、結婚して!」

P「だが断る」

美希「矢!」

(カカッ!)

P「ゴヴヂュ゙ヴッ?!」

美希「ミキ、ハニーがいいって言ってくれるまで、諦めないもん!」

P「うぐぐ、いいか美希、聞け」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:01:51.06 ID:wzB8IoYB0

P「お前は可愛い」

美希「うんっ!」

P「お前は飛び切り可愛い」

美希「えへへ♪」

P「ぶっちゃけ結婚して毎日ぺろぺろしたい」

美希「気持ち悪いの」

P「だがしかしっ!」


P「俺はプロデューサーで、お前はアイドルなんだっ!!!」


美希「矢!」


(カカカッ!)


P「うっひゃあ!?」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:06:50.45 ID:wzB8IoYB0

P「ええと矢文は、『Love is Beatiful』」

P「こいつ英語覚えたてで使いたいだけだろ……あと綴り間違えてるな」

(カカカッ!)

P「I'm sorry!!!」



美希「……もう、やなの……」

P「ひっ! ……飛んでこない?」

美希「今日みたいに、ハニーが取られちゃうんじゃないかって、びくびくするのは、やなの……」

P「美希……」



美希「というわけで結婚しよ☆」

P「だが断る」

美希「矢!」

(カカカッ!)

P「ジェ゙ベッ?!」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:11:40.80 ID:wzB8IoYB0

美希「じゃあ、仕方ないから譲歩してあげるの」

P「なんだと……?」

美希「ミキがトップアイドルになって、いーっぱいキラキラして満足したら」

美希「引退して、結婚しよっ!」

P「そ、それは」

美希「ハニーも、ホントはミキと結婚したいって言ってたし、それならいいよね?」

P「そ、その時になってみないとn」

美希「ちなみにハニー、この提案に、『矢』って言わないほうが良いよ?」

(カッ!)

P「ヒィッ!?」

美希「……『命あっての物種』、だから、ね? アハッ☆」

P「いやぁ、こんな綺麗な御嬢さんと婚約できるなんて幸せだなァ」キリッ


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:18:01.28 ID:wzB8IoYB0

―――――

――――

―――


春香「そしてあれから、数年の月日が経ちました」

春香「美希は無事、誰もが認めるトップアイドルとなり」

春香「人気絶頂の内に引退!」

春香「そしてそして……ついに、挙式をする運びとなったのです!」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:26:09.40 ID:wzB8IoYB0

(カラァン! カラァン!)


「「「おめでとー!」」」

美希「みんな、ありがとうなの!」

春香「プロデューサーさん、仲人ですよ、仲人!」

P「お、おう」

美希「全く、春香ったら『思えば思わるる』なんてことはないのに、往生際が悪いの」

春香「ななななんですってー!?」

P「はい、どーどーどーどー」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:32:51.99 ID:wzB8IoYB0

春香「ぜんっぜん悔しくなんてないですからね! 祝福しちゃいます!」

美希「春香、それって『引かれ者の小唄』なの」

春香「ゲフゥッ」

美希「とてもじゃないけど、あれ以来もずっと『恋は思案の外』だった春香の言葉じゃないの」

春香「ゴフゥッ」

P「もうやめて! 春香のライフはとっくに0だから!!!」

律子「美希、今日はおめでたい日なんだから、それくらいにしなさい」

美希「えー、矢!」

(ヒュンッ)

律子「フンッ!」

美希「うっ……相変わらず律子さんはすごいの……」

律子「『無理が通れば道理が引っ込む』、ってね。仮にも、仲人をやってもらうんでしょうに」

美希「はぁい……」


律子「あれ、この矢、文が付いてる」ピラッ

律子「……『呉越同舟』、ね。ふふふ、いいわよ、あなたとの勝負は、今日はお預けね」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:39:58.64 ID:wzB8IoYB0

春香「では、愛を誓い合いましょう! 誓いですよ、誓い!」

美希「ハニー! 一生愛してるの!」

P「ラブ・イズ・ビーティフル」キリッ

美希「びーてぃふる?」

P「数年前にそんなことをドヤ顔で書いたヤツが居てだな」

(カカカカカカカカカッ!!!!!)

P「ア゙ヴル゙ヴァ゙ン゙ディ゙ル゙ッ?!」

美希「ハニー、あんまりイジワル言ってると、ミキの『堪忍袋の緒が切れる』の」

P「ご、ごめんなさい」

春香「そ、それなら私g」

美希「矢!」

(カカカッ!)

春香「ア゙ル゙ジュ゙ナ゙ッ?!」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:46:47.55 ID:wzB8IoYB0

春香「うぅ……で、では、本日のメインイベントです……」シクシク

美希「! おっきいハートのハリボテなの!」ガシッ

美希「うぐっ……愛って重いんだね、ハニー……」

P「そうかー。じゃあ、美希」

美希「?」

P「やっぱり結婚はやめるか?」

美希「……! あはっ☆」ニコッ


美希「ぜーったいに矢!なの!!」


(ズサササササササッ!!!)


春香「おかしいなぁ、もっとキューピッドみたいなメルヘンな図を想像してたのにこれじゃあ公開処刑だよ」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:52:08.21 ID:wzB8IoYB0

美希「じゃあブーケ・トスの代わりに、このハリボテを……」


美希「えーいっ!」ポーイッ



春香「と、届かない……!」

律子「頂きっ!」


(ヒュパァッ!!)


律子「!?」


あずさ「あらあら~……うふふ♪」ガシッ


律子「なん……だと…………」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:58:13.95 ID:wzB8IoYB0

美希「ハニー!」

P「ん?」

美希「『御前百までわしゃ九十九まで』、なの!」

P「ハハハ、だが可愛い美希を先に死なせるわけにはいかない。俺が先だ!」

美希「えーっ!」

美希「絶対に、矢、なの!」



(トスンッ)



P「あ」


美希「あ」


「「「あ」」」




おしまい


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:05:30.56 ID:wzB8IoYB0

矢スレのはずが、いつの間にかことわざスレになってしまた
見てくれたやつ乙


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:08:48.62 ID:JWa2gyaL0


矢……矢なの!


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:09:36.84 ID:W0loqZat0

おつ
恐ろしいスレだった


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:12:56.50 ID:XKNHpkR30

乙カレー

いい作品だった


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:19:30.27 ID:uWq34s0AP

おつ
最後地味にデッドエンドじゃないかwww


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:32:28.75 ID:wzB8IoYB0

デッドエンドなのかどうなのかは皆様のご想像に
さて、一体何を射ぬいてしまったのか
おやすみ


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