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さやか「リ、リーディングシュタイナー!?」 

カテゴリ:まどかSS

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 12:20:51.12 ID:vV+zuZO00
※まどかとシュタゲの核心に触れます。ネタバレ注意 




カチッ 

1.130426→0.987438 

『テメェ、一体何なんだ! さやかに何しやがった!』 

『ティロティロティロティー』 

『さやかちゃん、やめて! お願い、思い出して!』 

『ごめん…美樹さん…』 

『私、明日の放課後に上条君に告白します』 

『そう、それが円環……いえ、運命石の扉の選択よ!』 

さやか「ぬわあああああああああああああああああああ!!!!」ガバッ 

さやか「……ゆ、夢オチかよ!」
miki_sayaka_022
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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 12:26:46.53 ID:vV+zuZO00
さやか「全く、寝覚め悪いなー」 

さやか「ううん? うわっ、むぐぐ、頭が……!」 

さやか「ぁああああああああああああっ!!!!」 

さやか「……はっ!? ここは……あたしの家?」 

さやか「あたしは確か……ソウルジェムが真っ黒になって……って、あれ? ソ、ソウルジェムがない!」 

さやか「ど、どこ!? あたしのソウルジェム!」 

さやか「あれ? このカレンダー……? この日って確か転校生が来た日じゃ……?」 

さやか「……時間が戻った? いやいやいや。とはいえ、魔法少女なんていうのも存在したくらいだし……」 

さやか「あ。そっか、学校行かなくちゃいけないのか! やばい! 遅刻する!」タタタタタタッ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 12:33:56.46 ID:vV+zuZO00
まどか「さやかちゃーん、おはよー!」 

さやか「オーッス、まどかー!」 

さやか(結局ソウルジェムは見つからなかった。まるで時間が戻ったみたいだ……) 

さやか(時間が戻った……というよりも未来の記憶を持っている感じ。なんか気持ち悪いな) 

仁美「お二人ともおはようございます」 

まどか「ひとみちゃんおはよー!」 

さやか「…………」 

仁美「さやかさん?」 

さやか「あ……いやー仁美ぃ、おっはよーさん!」 

さやか(うう……なんか複雑な気分だ)
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 12:41:16.24 ID:vV+zuZO00
「今日はみなさんに転校生を紹介します」 

さやか(ここまで何の違いもなし……か。ホントにあたし、未来から来ちゃったのかも) 

「はい、それじゃあ自己紹介いってみよう」 

さやか(でも、未来のことを知ってるってことは……あの結果を変えることができるかもしれない。仁美には悪いけれど……やっぱり諦め……ん? なんか違和感が……) 

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」 

まどか「えっ?うぅ、んぅぅ……あの子こっち睨んでるよ、ってさやかちゃん?」 

さやか「……? あーっ!? あんた髪型違うじゃん!!! 眼鏡も掛けてないし!!!」ガタンッ 

ほむら「え……!?」ビクッ 

まどか「え……!?」 

さやか「え……?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 12:47:55.86 ID:vV+zuZO00
まどか「さ、さやかちゃん!? 暁美さんと知り合いなの?」 

さやか「知り合いも何もあいつは……えっと、あいつは……」 

ほむら「……いいえ。少なくとも私の方は美樹さんと面識はないわ」ファサッ 

さやか「…………」 

さやか(ま、まずったああああああ!!! 時間が戻ったんだとしたらあいつとあたしの間に面識ないし!) 


さやか「あ、アハハ……すいまっせーん! 寝惚けてましたー!」 


ほむら(……美樹さやか) 


さやか(でも今のところ手掛かりはあの転校生だけだ。ちょっと探ってみよう)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 12:55:11.48 ID:vV+zuZO00
ほむら「連れてって貰える?保健室」 

まどか「え? えっと、あの……」 


さやか(よっしゃ、チャンス!) 

さやか「仁美、お腹痛いから保健室行くって言っておいて!」ダッ 

仁美「えっ? あ、さやかさん!」 


さやか(あいつ、まどかとなに話してんだろう? うわっ)ドン 

「きゃっ! ……あ、ごめんなさい! ケガはない? 大丈夫?」 

さやか「いたた……あ、マミさん!」 

マミ「あら? 私のことを知っているの?」 

さやか(まずい、またやってしまった!)
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:01:55.01 ID:vV+zuZO00
さやか「いや、知らないです。全然知らないです」 

マミ「でもいま私の名前を……」 

さやか「違います。メ・イミ・スァンと言ったんです。復活の呪文です」 

マミ「あらあら……」 

さやか(よし! 誤魔化せたか?) 

マミ「その言葉を知っているなんて……もしかして貴女も機関の人間なのかしら?」 

さやか「いやー誤解が解けてよかったです! それじゃ、先を急ぐんで……って、え?」 

マミ「フフフフフフ♪ 私にも星屑との握手(スターダストシェイクハンド)という能力があってね……」 

さやか(ど、どこで間違った!? 復活の呪文にしては短すぎたのかっ!?) 
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:09:09.23 ID:vV+zuZO00
まどか「さやかちゃん、じゃあね!」 

仁美「さやかさん、さようなら」 

さやか「二人ともじゃあねー!」 

さやか(結局、なんやかんやでマミさんの家に行くことになってしまった……) 

マミ「ごめんなさい、待たせちゃった?」 

さやか(でも……魔法少女としての経験の長いマミさんならば何か分かるかもしれない) 

さやか「いや、いま来たとこなんで大丈夫ですよー!」 

さやか(あたしの身に起こったことを正直に話してみるべきか、それとも……?) 

マミ「…………」 

さやか「……あのー、空に手かざして何してるんですか?」 

マミ「星屑との握手(スターダストシェイクハンド)! 相手は死ぬ」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:16:18.15 ID:vV+zuZO00
――マミ宅 

マミ「どう? 気に入ってもらえたかしら?」 

さやか「はい! すごく美味しいです!」 

マミ「そう、よかった。すごくおいしいお店があるんだけれど、こんど一緒に行かない?」 

さやか(ただのお友達トークになっちゃってるよ……話題を変えよう) 

さやか「それよりマミさん……さっき言っていた機関って……?」 

マミ「機関……あまり過去を語るのは好きじゃないの。そこには触れないでくれるかしら。……あなたも戻れなくなるから」 

さやか「はぁ……さいですか」 

さやか(核心を突いていくしかなさそうだ) 

さやか「マミさん、魔法少女って……知ってますか?」 

マミ「!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:22:54.60 ID:vV+zuZO00
マミ「ど、どこでその名前を!? まさか機関の手がもうそこまで……もしもしQB?」 
  
マミ「ええ私よ。機関の手がすぐそこに迫っているわ、至急援護を……なんですって!? そちらも襲撃されているの!? 万事休すね……」 

さやか「あのーマミさん?」 

マミ「なぜあなたは魔法少女のことを? まさかあなたも……?」 

さやか「あ、いや、昔はそうだったんですけれど今は……って、昔じゃなくてあれは未来か」 

マミ「未来……? 顔色窺いは大人のたしなみ(カラーリングジェントルマン) を使うしかないようね……」 

さやか(ええい、こうなりゃヤケだ!) 

さやか「そうです。あたしは未来から来ました」 

マミ「――ジョン・タイター。まさか実在していたとはね……」 

さやか「……あのー、とりあえず話を聞いてくれますか?」 

マミ「これがシュタインズゲートの選択か……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:29:52.66 ID:vV+zuZO00
マミ「なるほどね。貴女には未来の記憶が確かにある、と。未来を経験したまま過去に来てしまったというわけね」 

さやか「まあ、だいたいそうなるんじゃないですかね」 

マミ「そんな話、聞いたことがあるわ。そしてやはり……貴女は私と同じ、機関の人間ね」 

さやか「……そうなんですか?」 

マミ「そうよ。そして貴女は能力を持っている……私に負けず劣らずの……ね」 

さやか「へ? 能力ですか!?」 

マミ「そう、その能力はズバリ」 

マミ「――運命探知(リーディングシュタイナー)!」 

さやか「リ、リーディングシュタイナー!?」 
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:37:51.42 ID:vV+zuZO00
さやか「そ、それは一体どういうものなんですか?」 

マミ「タイムリープをした時に世界線が変わっても記憶を継続できる能力よ。そして相手は死ぬ」 

さやか「タイムリープ? 世界線?」 

マミ「そう、あなたは世界線変動率で表されるこの世界をディストピアからユートピアへと変える宿命を負った戦士なの」 

さやか「ダイバージェンス? ディストピア? ユートピア?」 

マミ「そう、ダイバージェンスよ。大丈夫、その値は私の能力『孤独の観測者(スカイクラッド)』によって認識することができるわ。……今の値は0.987438ね」 

さやか「な、何がなんなのかちんぷんかんぷんなんですけれど!!!」 

マミ「美樹さん、貴女には力がある。あなたはユートピアへと、シュタインズゲートへと辿り着く力が」 

マミ「どうか……私たちの救世主になってもらえないかしら?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:44:43.47 ID:vV+zuZO00
さやか(マミさんの言ってることはさっぱり分からなかったけれど……要は何らかの原因で時間を跳んだ際に記憶を持ち越せる能力があたしにはあるってことね) 

さやか(なら、次はどうして時間を跳べたのか考えなくちゃ!) 


――数日後、カフェ 

さやか「結局、なんの収穫もなしだー!」 

マミ「まあまあ、そこまで焦っても仕方ないわよ。――この紅茶美味しいわ……あら?」 

さやか「どうしたんですか? マミさん」 

マミ「もしもし、QB? 来たわ。15年ぶりね。えぇ、間違いない。……魔女よ」 

さやか(テレパシーだし携帯必要ないよね、コレ) 

マミ「ええ。行ってくるわ。エル・プサイ・コングルゥ。……美樹さん、少し待っていてくれるかしら。ちょっと野暮用が出来たみたい」 

さやか「あたしも行きます!」 

マミ「そういえば貴女も元魔法少女だったわね……あとで護身用の何かを渡すわ、行きましょう」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:50:54.31 ID:vV+zuZO00
さやか「ここって恭介の病院……」 

マミ「もしもし、ええ私よ。伝えてちょうだい、みんなに、愛していたと……」 

さやか「マミさん、それ死亡フラグです」 


ほむら「…………」ジー 


マミ「これでトドメよ! ティロ・フィナーレ!」 

さやか「やった!」 

シャルロッテ「ニョローン」くぱぁ 

マミ「え……?」 

さやか「マミさん、危ない!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 13:57:46.07 ID:vV+zuZO00
シャルロッテ「あーん」パクッ 

さやか「マミさんが食べられて……いないっ!? 転校生がいつのまにか抱えている!」 

ほむら「私が相手……はぁ、巴マミ、あなた随分重いのね」ポイッ 

さやか「うわわわわぐおっ」ドスン 

ほむら「私が相手よ」 

シャルロッテ「もぐもぐむしゃ」 

さやか(あいつ、消えたり現れたり……そういえばあいつって時間を止められるんだったっけ?) 

シャルロッテ「もぐもぐ」ドーン! 

ほむら「…………」ファサッ 

さやか(時間も戻せたりとかすんのか? もしかしてあたしのタイムリープってあいつが関係してる?) 
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:05:15.21 ID:vV+zuZO00
さやか(マミさん、大丈夫かなー? あの後gkbrで部屋から出てこれてないみたいだけれど……) 

まどか「仁美ちゃん休んでるね……。何かあったのかなあ?」 

さやか「ん……? あれ、ホントだ。どうしたんだろ」 

まどか「そういえば最近、上條君はどうなの?」 

さやか「……あ! やば! 最近、忙しくて行ってないや! ごめん、まどか。今日は恭介のとこ行くわ」 

まどか「大丈夫だよー、さやかちゃん。そういうのは間が空いた方が却ってありがたみを感じるものなんだよ」 

さやか「そんなもんかなー? まあいいや、じゃあね、まどか!」 

まどか「うん、じゃあねさやかちゃん! ……あれ? あの子って……仁美ちゃんだ!」 

仁美「あら、鹿目さん、御機嫌よう」 

まどか「学校休んでいたから心配したんだよ? どこか行くの?」 

仁美「ここよりもずっといい場所にいくんです。鹿目さんもぜひご一緒に……」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:12:30.53 ID:vV+zuZO00
――病院 

さやか「やばっ! もうこんな時間か。そろそろ帰らなくちゃ」 

上條「うん。……いつもありがとう。さやか。今日は来てくれて、嬉しかったよ」 

さやか「あ……ねぇ、恭介……その……」 

上條「ん?」 

さやか「あ、あたし……きょ、恭介のことが」 

上條「……?」 

さやか「いや、なんでもない。またね!」 

さやか(未来のことを知ったところで度胸がつくわけでもないよなぁ……情けない)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:19:35.17 ID:vV+zuZO00
ほむら「……この街にまだ佐倉杏子は来ていないようね」 

ほむら「ワルプルギスの夜までに戦力を集めたいわ」 

ほむら「……今のところはこれまでになくうまくいっている」 

ほむら「巴マミは生存しているし美樹さやかは契約していない。まどかがインキュベーターと会うのを防ぐこともできた」 

ほむら「でも……気になるのは美樹さやかね。……なにか様子がおかしかった」 

ほむら「彼女の件については調べて見る必要がありそうね」 


――同刻、工場 

まどか「仁美ちゃん? ね、仁美ちゃんってば! ど、どうしちゃったの?」 

まどか「や、やだっ……こんな……あっ……いやだっ、助けてっ……誰かあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:26:53.28 ID:vV+zuZO00
ほむら「ん? ……工場の方が騒がしい。これは……魔女の反応?」 

ほむら「……どういうことなの? これは……この惨状は……? 集団自殺……いえ、魔女の仕業……――え?」 

ほむら「――まどか?」 

まどか「ほむ……ら……ちゃ……」 

まどか「罰なのかな……これって……きっと私が、弱虫で、嘘つきだから……バチが、当たっちゃったん……だ」 

ほむら「まど――か?」 

ほむら「い、いやあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」カチッ 


さやか「はぁ。……結構遅くなっちゃったなぁ……。ん? なんかパトカー多いなあ」 

カチッ 

さやか「え? わ、わわわわわわわああああああああああ!!!」 

0.987438→0.571024
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:36:16.26 ID:vV+zuZO00
さやか「うう……はっ!」 

さやか「ここは……あたしの家。日付は……転校生の来た日」 

さやか「……? どうして戻ったんだろう?」 

さやか「まあ、いいや。学校行かなくちゃ」 


――学校、放課後 

さやか「どういうこと?」 

さやか「転校生が……来なかった?」 

まどか「さやかちゃーん! ボーっとしてると置いてっちゃうぞー!」 

さやか「あんたには言われたくないわー!」アハハ 


ほむら(……美樹さやか)ジーッ
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:42:51.83 ID:vV+zuZO00
マミ「興味深いわね」 

さやか(まさかこんなにすんなり信じてくれるとは思わなんだ) 

マミ「貴女の言っていることを要約すると前の世界線の私は貴女に全てを託したのね」 

さやか(んなこと一言も言ってないけれどめんどくさいしいいや) 

マミ「でも……一つだけ私のせって……いいえ、私の能力において違いがあるわ。だって、今の世界線は0.571024だもの」 

さやか「……え!?」 

マミ「恐らく前の世界線で起こったことが原因で何かが変わったんじゃないかしら」 

さやか「前の世界線で起きたこと……?」 

マミ「今までと何か違うところは無かったかしら?」 

さやか「いままでと違うところ……あ! 前の世界線だとあたしが魔法少女になっていない!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:50:03.45 ID:vV+zuZO00
――帰り道 

さやか(あたしが魔法少女にならないだけで世界が変わっちゃうのか……) 

さやか(些細なことでも世界は大きく変わるんだ……もしかしたら、ホントに、あたしが恭介と結ばれる世界も……) 

ほむら「動かないで」チャキ 

さやか「ひっ!? せ、背中に何か当たってるんですけれど!?」 

ほむら「……黙って質問に答えて。私のことは知っているわね?」 

さやか(……どうしよう。正直に答えた方がいいのかな) 

ほむら「答えなさい」グッ 

さやか「ひっ! はい、知ってますぅ!」 

ほむら「……やっぱりね。全部話してもらおうかしら」 

さやか「あ、あたしのリーディングシュタイナーがスターダストでティロ・フィナーレなんです!?」 

ほむら「……撃たないから落ち着いてちょうだい」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 14:57:47.16 ID:vV+zuZO00
ほむら「なるほど。前のループの記憶があるのね……」 

さやか「ねえ、あんたは分かんないの? あたしがこんな風になった理由」 

ほむら「分からないわ。今までこんなことは無かった。……どういうことなの?」 

さやか「あたしに聞かれても分かりませんて」 

ほむら「まあいいわ。あなたはまどかと仲がいいはずね。……あの子が魔法少女にならない様に見張っていて」 

さやか「へ? なんで?」 

ほむら「あの子が鍵だからよ。その代わりあなたがなにをしていようが私は干渉しないわ」 

さやか「……分かった。やってみるよ」 

ほむら「そう。……それとこの日はワルプルギスが来る日よ。私が失敗したらみんな、死ぬかもしれない」 

ほむら「また時間はループするかもしれないし、そうはならないかもしれない」 

ほむら「どちらにせよ、悔いのないように過ごすことね」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:04:38.81 ID:vV+zuZO00
ほむら(その世界線とやらの話……恐らくはマミの創作ね) 

ほむら(多分、美樹さやかの能力に都合のいいよう当てはめただけなんでしょうけれど……) 

ほむら(でも……無数の世界が過去と未来に存在してるという話は納得できるわね) 

ほむら(まどかがあんなに早く、しかもあんな死に方をしてしまうことなんて今までは無かった) 

ほむら(異なる世界線ごとに異なるマミが異なる世界線変動率を創作している……) 

ほむら(と、いうことはある意味彼女の妄想もこの世界の捉え方としては間違えてないってことね) 

ほむら「はぁ……厨二病」ボソッ 


マミ「クシュン! ズズー、しょうよしょればバダビュライエベィグドっでいっで……」 

さやか「マミさん、鼻かんでからでいいんでゆっくり話して下さい」 

マミ「チーン! ふぅ。それはバタフライエフェクトよ。些細なことが過去で変わるだけで大きく未来は変わる……」 

マミ(はぁ……楽しいわぁ♪)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:12:16.15 ID:vV+zuZO00
――ワルプルギスの夜 

さやか「……すごい嵐だね」 

恭介「…………」 

さやか「あたしたち、どうなっちゃうのかな……」 

恭介「さやか……。この手が動けば、こんな時、僕の演奏を聞かせてあげられるのに……」 

さやか「恭介……あたしも恭介のバイオリン、聞きたかったなあ」 

恭介「え? バイオリン?」 

さやか「え?」 

恭介「やだなぁ、さやか。僕は三味線の話をしてるんだよ」 

さやか「は?」 

恭介「さやかが買ってきてくれた演歌のCD、全部聞き終わるまでは死にたくはないかな、ハハハ」 

さやか「はぁ?」 

さやか「……はぁああああああああああああああああ!?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:19:16.42 ID:vV+zuZO00
まどか「――私、魔法少女になる」 

QB「本当にいいんだね?」 

まどか「うん」 

ほむら「まって、お願い、まどかぁあああああああああああああ!」 

さやか「オラァアアアアアア!!! 転校生ィイイイイイイイ!!!!」 

ほむら「み、美樹さやか!? なぜあなたがここに!? いや、そんなことよりまどかを止めて!」 

さやか「知るかァアアアアアアアア!!!!! なにがまどかだァアアアアアアアア!!! タイムリープしろやオラァアアアアアア!!!!!」 

ほむら「え……!? きゃぁああああああああああ!」 

カチッ 

0.571024→0.457326
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:27:48.43 ID:vV+zuZO00
0.457326 

さやか「はぁ、はぁ……。こんなめんどくさいことしてられっか!」 

さやか「あの、腕に付いてるスピナー! あれでタイムリープをしてるはず」 

さやか「こうなったら……」 

さやか「殺してでも うばいとる」 


ほむら「ひぃっ!? な、なにか寒気が……」ゾクッ 


――まどか宅 

さやか「まどかー! ちょっと協力してほしいことがあるんだけれど……」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:34:28.54 ID:vV+zuZO00
――転校日、放課後。屋上 

ほむら「ちょっと、美樹さやか! さっきのアレはどういうことなの!」 

さやか「ふふふ、未来のことなのにさっきとは……これ如何に。そんなことより転校生っ! おとなしくそのスピナーを渡しなさい!」 

ほむら「いきなりあなたは何を言っているの!? 無理に決まってるでしょ!」 

さやか「おとなしく渡せばあんたにも悪いようにはならない世界を作ってあげる。渡さないのなら……」 

ほむら「渡さないなら?」 

さやか「さっきQBと契約したスーパー魔法少女さやかちゃんがあんたを倒す!」 

ほむら「……そんなくだらないことの為に契約したの? ……呆れた。脳味噌がゲルにでもなっているのかしらね」 

さやか「うっさい、どうせあたしがそいつを手に入れれば全部無かったことになる……問題ないわ!」 

ほむら「あら、自信満々ね。でも……」カチッ 

さやか「ってなにを……ん? ――――っ!? ふ、服がななな無い!? ま、マントしかないんだけれど!?」 

ほむら「ふふふ……! 手慣れたものよ。あなたが探してるのはこの服かしら?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:42:20.48 ID:vV+zuZO00
ほむら「さて、一体その格好でどう戦おうというのかしら?」 

さやか「クッ! 抜かった……時間停止能力を忘れてた! 変身を解くしかない!」 

ほむら「それで。なにをどうするんだったのかしら、美樹さやか? あなたのゲル脳に海馬に電極ぶっ刺してやるって話だったかしら?」 

さやか「まだ安心するのは早いわよ……転校生っ!」 

ほむら「な……っ!」 

さやか「これでもくらえぃ! いでよ、まどかの下着達よ!」 

さやか(こいつはまどかに気があるに違いないわ! そう思って、朝行った時にくすねておいたのさ!) 

ほむら「…………」ファサッ 

さやか「……あれ?」 

ほむら「必要無いわ。その気になれば私は使用済みの食器だろうが下着だろうが持ち出せるし、いざとなれば直接脱がせることもできるのだから」 

さやか(やばい! 予想以上の変態さんだった!)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:49:56.87 ID:vV+zuZO00
ほむら「それで? 次はなにを出してくれるのかしら?」 

さやか「クッ、あれを出すしかないようね」 

ほむら「そ、それはっ!」 

さやか「どうだっ! 朝頼んで書いてもらった直筆サインだ! あんたなんかには頼めない代物だろっ!」 

ほむら「くっ、これは……」 

さやか「そしてこいつを……あんたに投げつけるっ!」 

ほむら「ほむっ!?」 

ほむら(このままじゃ落ちる! 受け止めるしか!) 

ほむら「ほむぅぅううううううう!!!」パシッ 

さやか「隙ありっ!」パッ 

ほむら「あっ!?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:56:36.82 ID:vV+zuZO00
ほむら「お、お願い返して! 返してよぉ!」 

さやか「そうはいかないなー。まっ、ありがたく使わせてもらうよ」 

ほむら「くっ! まだ一丁だけ、隠し持っていたのが残っているわ! 止まりなさい!」チャキッ 

さやか「止まるのはあんたの方だっ!」カチッ 

さやか(すごっ! ホントに止まってる。これだったら何でもしほうだいじゃん!) 

さやか(ええと、この砂時計の砂が全部なくなるまで待てばいいのよね) 

さやか(暇だなぁ。こいつこの間にまどかに色々なことをしてたんだろうなぁ) 

さやか(……恭介の所にでも行こう♪) 

0.457326→0.419287
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 15:59:23.27 ID:Z2yODpRZP
砂の動きを止めることで時間止めてるんだぞ 
ずっと止めてたら魔力切れで魔女化する
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:04:04.63 ID:vV+zuZO00
0.419287 

さやか「朝だーっ!」 

さやか「ふふっ! ねんがんの ほむスピナーをてにいれたぞ!」 

さやか「これで世界は、未来はあたしの思うがままだっ!」 

ほむら「そうはさせないわっ! この放蕩HENTAI少女!」 

さやか「ふん、遅かったじゃない。冷血HENTAI天才少女!」 

ほむら「世界を貴女の思う通りにはさせないわ」 

さやか「あたしが悪者みたいじゃんか! あんただってやっていたことでしょ!」 

ほむら「時間を止めさせないっ!」 

さやか「いいや! 限界だ、押すねっ!」 

0.419287→0.316854 


>>59 
やばい、砂落として時間止めてるんだと勘違いしてた\(^o^)/
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:11:22.14 ID:vV+zuZO00
0.316854 

ほむら「う……朝? また彼女は時間を戻したのね……」 

ほむら「あれ? 起き上がれない……? これは……っ!」 

ほむら「ちょ、ちょっと、ベッドに鎖でグルグル巻きって……! 嘘でしょ……っ?」 

ほむら「う、嘘! こ、これじゃあ用を足すこともできないじゃない!」 

ほむら「あ、天井に紙が貼ってある。『放課後にまた来るからそれまで待ってて』ですって……?」 

ほむら「放課後までなんて我慢できるわけないじゃない! 半日近くあるのよっ!?」 

ほむら「ああ、意識すればするほどまずいわ……っ! こ、これじゃあ絶対に間に合わない!」 

ほむら「だ、誰か、助けて! ま、まどかぁあああああああああ!!!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:18:33.88 ID:vV+zuZO00
さやか「あれだけがんじがらめにしとけば大丈夫でしょ。これでもう邪魔はいないね♪」 

杏子「さやかぁ、入るぞー!」 

さやか「えっ、杏子!?」 

さやか(どういうこと!? この世界線では杏子と既に知り合いってことなのかな?) 

さやか「え、えっと杏子? な、なんでうちに?」 

杏子「なんだよー、毎朝のことだろー。それに今日はデートの約束だろ? それよりさ、ほら」スッ 

さやか「……は? なに? 目なんか瞑っちゃって。それじゃぁまるで……」 

杏子「おいおい、焦らすなよ/// ……朝のキスだろ?」 

さやか「」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:25:36.87 ID:vV+zuZO00
さやか「ちょ、ちょーっと待った! よく聞こえなかった! なんか変なこと聞こえたんだけれど!?」 

杏子「な、なんだよ、お前がいつもしたいって言うから仕方なく付き合ってやってんだろ! べ、別にあたしがしたくてしてるわけじゃねーよ///」 

さやか「いやいやいや、ねーよ」 

杏子「きょ、今日だってさやかがどうしてもって言うからデートしてやろうと思ったんだぞ! あ、あたしが来たくて来た訳じゃないんだからな///」 

さやか「なにそれこわい」 

杏子「でも……さやかがデート前にしたいっていうなら……あたしのこと、好きにしていいよ……?」 

さやか「」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:33:07.81 ID:vV+zuZO00
杏子「……? さやか、今日のお前なんかおかしくないか? 熱でもあるのかよ?」 

さやか「ちょ! 近い近い近い!」 

杏子「熱は無いな。……顔真っ赤だぞ。照れてんのか?」クスッ 

さやか(なんだこれ。……なんだこれ!?) 

杏子「なぁ、さやか……デートの前にさぁ、少し……欲しくなってきた……///」 

さやか「は……い?」 

杏子「いつもはさやかからだしさ……今日はあたしの方から……///」 

さやか「ちょ、押すな、近寄るな、股関擦り付けんなぁーっ!!!!!」 

杏子「さやか……さやか……!」ハァハァ 

さやか「う、うぁああああああああああああああああああアーッ!!!!!」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:39:28.41 ID:vV+zuZO00
杏子「さやか、好きだ……///」 

さやか「ぐすん、汚された……。こんな身体で恭介に抱きしめてなんて言えないよ……」 

杏子「さやか?」 

さやか「この世界線は……無かったことにしよう……」カチッ 

杏子「さ、さやかぁああああああああああああ!!!!!!」 

さやか「跳べよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 

0.316854→0.278396
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:46:22.07 ID:vV+zuZO00
0.278396 

さやか「はっ! 朝……?」 

さやか「うう……ひどい目にあった、ってあれ? ここはマミさんの家?」 

さやか「ちょっ!? ベッドに鎖でグルグル巻きですとな!」 

マミ「あら、美樹さん気がついた?」 

さやか「マミさん!? いったいこれはどういうことなんですか!?」 

マミ「私には……美樹さんが必要なの。だから……美樹さんにも私が必要になってほしくて……」 

さやか「マミさん……? その注射器は一体なんですか……?」 

マミ「大丈夫よ……すこーしチクッとするけれどそのあとは夢心地だから……」 

さやか「ひぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 

マミ「私……もうひとりぼっちじゃない……! うふふふふふふふふふふ……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 16:53:52.15 ID:vV+zuZO00
ズドーン! 

さやか「わっ!? ドアが爆発した!」 

マミ「爆発に魔力を感じる……私たちの邪魔をするのね? うふふ……許さない」 

ほむら「ミ キ サ ヤ カ! コロス!」 

さやか「事態が更にややこしくなってるよっ!?」 

ほむら「そこを退きなさい、巴マミ。脂肪の塊から炭の塊にしてあげてもいいのよ?」 

マミ「あらら、こちらこそその絶壁をさらにへこましてあげてもいいんだけれど?」 

ほむら・マミ「ふふふふふふふふふふ!!!!!!!」 

さやか「今までに経験したこと無いくらいの修羅場なんですが。これってDIEピンチなんじゃないだろうか、あたし」 

ほむら・マミ「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!!!!!!!!!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:00:17.30 ID:vV+zuZO00
……0.278396→0.187456 

さやか「はぁ、はぁ……し、死ぬかと、思っ、た!」 

まどか「Zzz……」 

さやか「今度は間違いなくあたしの家みたいだ。自分の家がこんなに落ち着くなんて! ……なんて?」 

まどか「Zzz……」 

さやか「…………」 

まどか「うーん……」 

さやか「ねぇ、なんで隣にまどかが寝てるの!? どうしてあたしら裸なの!? 教えてよ!? でないとあたし!!!!!」 

まどか「ん……おはよう、さやかちゃん……昨日はよかったね……」ウェヒヒ 

さやか「」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:07:23.78 ID:vV+zuZO00
さやか「なんでまどかがあたしの隣に寝てるのっ!?」 

まどか「さやかちゃんが一緒に寝ようって言ったんだよ?」 

さやか「なんであたしら裸なのよっ!?」 

まどか「えー、だって私はさやかちゃんの嫁だもん」 

さやか「は……?」 

ほむら「ミ キ サ ヤ カ! ……って、あら? あああああなたたち、いいいいい一体何を!?」 

まどか「さやかちゃん、知り合い?」 

さやか「いや、これは誤解……」 

ほむら「コロスコロスコロスコロス……」 

さやか「わわわ!!!」 

まどか「ダメーっ!」 

ほむら「!?」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:13:51.41 ID:vV+zuZO00
まどか「さやかちゃんは殺させない!」 

まどか「だって……だって、さやかちゃんは私の最高の恋人なんだから!」 

ほむら「ま、まど……か……あ……うううううう……」 

さやか「まずいっ! 転校生のジェムがみるみる真っ黒に!」 

さやか「まどか! 今日はあいつも入れて三人でしようっ!」 

ほむら「え?」 

まどか「えー」 

さやか「一生のお願い!」 

まどか「さやかちゃんがそう言うなら……。もう、仕方がないなぁ」ティヒヒ 

ほむら「ほむぅうううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!」 


……0.187456→0.034187
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:20:26.71 ID:vV+zuZO00
0.034187 

さやか「ちょっとずつ色々とおかしくなってきている……」 

さやか「このままじゃ恭介がどうのとかどころの騒ぎじゃないよ!」 

さやか「どうしよう……どうすればいいの?」 

杏子「おーい、さやかー! いるんだろー」ドンドンドンドン! 

さやか「ひ……っ!? ドアを……!?」 

マミ「……ふふ」ジーッ 

さやか「ま、窓にも!」 

電話『ピー! あれー? 留守電? さやかちゃん! おはよー、まどかだよ! 今からさやかちゃんの家に行くね!』 

さやか「あ……あ……あっ!」 

さやか「と……っ」 

さやか「跳べよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」カチッ 


0.034187→ -0.078226
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:28:15.16 ID:vV+zuZO00
杏子「サヤカァ!」 

さやか「跳べよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 

-0.078226→ -0.087356 

マミ「ミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサンミキサン……」 

さやか「跳べよおおおおおおおお!!」 

-0.087356→ -0.154243 

まどか「ウェヒヒウェヒヒヒヒウェヒヒヒヒヒヒヒヒサヤカチャァンティヒヒ」 

さやか「跳べよおお!」 

-0.154243→ -0.275349
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:36:05.56 ID:vV+zuZO00
-0.275349 

赤黄桃「サヤカァミキサンミキサンミキサンサヤカァウェヒヒウェヒヒヒヒウェヒヒヒヒヒヒヒヒサヤカチャァンティヒヒヒヒミキサンミキサンサヤカァ」 

さやか「恭介ぇ、恭介ぇぇぇ! 助けてぇえええええええええええええっ! うわああああああああ!!!」 

ほむら「美樹さやか、こっちよ!」 

さやか「転校生っ!?」 

ほむら「ここならしばらくは見つからないわ。……美樹さやか?」 

さやか「あたし、分かったんだ……。過去を否定してはいけない、なかった事にしてはいけない 
……」 

さやか「あたし、自分の都合だけで未来を変えようとして……。あたし、嫌な子だ」 

ほむら「……美樹さやか」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:44:12.92 ID:vV+zuZO00
さやか「あんたには感謝してる。このスピナーがあったからそれを知ることができた」 

さやか「この経験がなかったら、きっとあたし自分勝手なままでそれに気付かなかったと思う」 

さやか「自分の為に何かをするのは何でもよくないよ。それを知ることができただけであたしは満足」 

ほむら「……まどかを助けなくちゃいけないわ」 

さやか「うん、そうだね。まどかを、助けよう!」 

ほむら「なら、まだあなたがスピナーを持っていて。まどかと仲がいい貴女の方が色々と動きやすいだろうから」 

さやか「……うん」 

ほむら「そうと決まったならさっそく行動開始よ、時間を戻して!」 

カチッ 


-0.275349→0.055353→0.235345→0.132243→0.653423→0.845738→0.753413→……
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 17:52:11.61 ID:vV+zuZO00
……→0.653423→0.845738→0.753413→…… 

さやか「何回やっても駄目……! まどかはワルプルギスが来る度に死んでしまう!」 

ほむら「諦めるのはまだ早いわ。なにかあるはずよ、まどかが死んでしまう決定的な理由が何か……」 

さやか「もしかして……」 

さやか「あたし、分かったかもしれない」 

ほむら「え!?」 

さやか「あたしのリーディングシュタイナーが初めて発動した時に……」 

さやか「とにかく、ちょっとマミさんのとこに行こう」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:00:30.09 ID:vV+zuZO00
マミ「その説明によるなら、初めてリーディングシュタイナーを発動した時は0.987438だったのね?」 

さやか「はい。間違いないです。何度も説明してるので覚えちゃいましたから」 

マミ「うーん、でも未だに1%は超せていない……。なるほど、ここはα世界線なのよ」 

ほむら「α世界線……?」 

マミ「ええ。数ある世界線の中でも大きな根幹。些細なことは変わってもこのα世界線にいる限り鹿目さんが死んでしまうのは変えられないんじゃないかしら」 

さやか「なら、どうすればいいんですか?」 

マミ「ダイバージェンス1%越え。それがβ世界線に辿り着く条件よ!」 

マミ「そしてα世界線とβ世界線の境界にこそ……シュタインズゲートが!」 

マミ「そここそが私たちの望む唯一の理想郷……1.048596の世界線……!」 

ほむら(どうするの? 関係無い話に入ってきちゃったわよ) 

さやか(…………) 

ほむら(美樹さやか?) 

さやか「あたし……あたしは多分、β世界線への到達方法を知っている」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:08:51.68 ID:vV+zuZO00
さやか「あたしが初めてリーディングシュタイナーを発動した時、世界は大きく変わったはず」 

さやか「……あたしが魔法少女にならなかったから。あたしがリーディングシュタイナーを持ったから」 

さやか「もっと正確に言うなら、あたしが魔女にならなかったから」 

さやか「だから、逆にいえばあたしが魔女になることで世界線は大きく変わる」 

さやか「α世界線では世界はまどかの死を望み、β世界線ではあたしの死を望む」 

ほむら「美樹さやか……」 

さやか「そんな顔しないでよ。まどかはあたしにとっても大切な友達なんだから」 

さやか「自分だけ生き残ってまどかが死んでいいなんて、そんなのあっていいはずがない」 

さやか「……自分の為に何かを願って、自分の為に何かを変えようなんて、そんなの間違いだったんだ」 

さやか「それにさ、あたしは元から死んでいたはずの人間なんだし、気にすることは無いよ」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:17:13.39 ID:vV+zuZO00
マミ『美樹さんは恐らくリーディングシュタイナーを無くすわ。そしたら全部今まで通り。貴女の孤独な戦い』 

マミ『美樹さんが魔女になる、ならないじゃない。観測者が二人いるから世界に、時間に歪曲が生じている』 

マミ『世界は自ら修正をするわ。その綻びをもみ消すように……ね』 


さやか「あたし、魔法少女になる」 

QB「君の願いを言ってごらん」 

さやか「……あたしの願いはいつだって同じだよ。恭介の、上條恭介の腕を治して!」 

QB「……君の願いはエントロピーを凌駕した。これが君のソウルジェムだ」 


さやか「あたしって、ほんとバカ」ビシッ 

杏子「さやかぁああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 


ほむら「――……っ!」カチッ 

→1.130238
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:23:42.46 ID:vV+zuZO00
1.130238 

『夢の中で逢った、ような……』 「――あんた達とは違う魔法少女になる」 

『奇跡も、魔法も、あるんだよ』 「――あたしはそう決めたんだ」 

『後悔なんて、あるわけない』 「――誰かを見捨てるのも、利用するのも、そんな事をする奴らとつるむのも嫌だ」 

『本当の気持ちと向き合えますか?』 「――見返りなんていらない」 

『あたしって、ほんとバカ』 「――あたしだけは絶対に自分の為に魔法を使ったりしない」 

『最後に残った道しるべ』 「――……あたしは絶対に自分の為に魔法を使ったりはしない!」 


まどか「――ほむらちゃん、ごめんね。私、魔法少女になる」 

まどか「――私の願いは、全ての魔女を消し去ること」 

まどか「――いつかまた、もう一度ほむらちゃんとも会えるから。それまでは、ほんのちょっとだけお別れだね」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:28:29.61 ID:vV+zuZO00
――新世界 

杏子「くそっ! せっかく友達になれたっていうのに……っ!」 

ほむら「……巴マミ、貴女にはスカイクラッドなる能力があるそうね。……今の世界線はいくつなの?」 

マミ「その能力を知っているとは……貴女も機関の人間のようね。今の世界線はズバリ1.130238よ!」 

ほむら「そう、良かった。私たち、変えられた後みたいね」 

杏子「てめぇ、なに言ってやがる?」 

ほむら「あの娘の死は無駄ではないと言うことよ。……さぁ、過去に囚われていてはいけない。私たちは今を生きましょう」 

マミ「これが円環……いえ、シュタインズゲートの選択か……」 


――25番、上条恭介です。課題曲は、アヴェ・マリア 

さやか「……何か、手間かけさせちゃったね」 

まどか「さやかちゃんを救うには、何もかもなかったことにするしかなくて。そしたら、この未来も消えてなくなっちゃうの」 

まどか「でも、それはたぶん、さやかちゃんが望む形じゃないんだろうなって」 

さやか「……うん。これでいいよ。過去を無かったことにしちゃいけないんだね……。それが分かっただけで、十分だよ」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:35:10.11 ID:vV+zuZO00
まどか「……さやかちゃん。今の私にはね、過去と未来の全てが見えるの。かつてあった宇宙も、いつかあり得るかもしれない宇宙も、みんな」 

まどか「だからね、全部わかったよ。いくつもの時間で、さやかちゃんが、ほむらちゃんの為に、私のためにがんばってくれたこと、何もかも」 

まどか「それにね、みんなは忘れないから。いろんな未来があったかもしれないことを。心のどこかに覚えているから。無駄にはならないから」 

まどか「……そこでね。ほむらちゃんの魔法があんな風に使えるなら、きっとあんな未来にも出来るんだな、って思いついちゃったんだ」ティヒヒ 

さやか「まどか……? あんたもしかして……!」 

まどか「……私には世界に干渉する能力はないから。でも少しだけなら力を貸せる。私がこうなったからこそ実現される未来がある」 

まどか「だからね。ほむらちゃんに、世界を騙してもらおうと思うんだ」ウェヒヒ 

――ほむホーム 

ほむら(どういうことなの……!?) 

ほむら「スピナーが……まどかと共に消えてしまったスピナーがある!?」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:42:19.10 ID:vV+zuZO00
まどか『ほむらちゃん』 

ほむら「まどか!? これはあなたの仕業なの?」 

まどか『ほむらちゃんは私と一緒にたくさんの過去と未来を見たよね?』 

ほむら「まどか……こっちの質問には答えてくれないのね……」 

まどか『そこで……みんなが魔法少女になるきっかけを見てきたと思うんだ』 

まどか『いまこの世界では魔女はいない。祈りは無駄にはならない。でも……』 

まどか『でも、みんなは魔法少女として死んじゃうから。そう遠くない未来、私がみんなを導くことになってしまうから』 

まどか『だから、みんなが魔法少女にならずに済む世界があるなら、それはとっても嬉しいな、って』 

まどか『そのスピナーはほむらちゃんが転校してくる日より前に戻ることができるの』 

まどか『だから、ほむらちゃん。未来を……変えて?』
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:49:55.90 ID:vV+zuZO00
1.130238→1.130238…… 

ほむら「無事に飛べたみたいね」 

ほむら(過去の出来事に干渉できるのは今は私だけ。逆にいえば私が過去に干渉することで世界は変わる) 

ほむら(美樹さやかと数多の時間を旅して分かったことがある) 

ほむら(過程は変わっても……最後に辿り着く大きな分岐点の結果は変わらない) 

ほむら(結果が変わるのは大きな世界線移動をしたとき) 

ほむら(世界線が大きく変わるのは……致命的な何かが変わったときね) 

ほむら(つまり、ベストな状況に持っていくには……) 

ほむら「さて、着いたわ」 

ほむら「あそこが巴マミの事故現場の様ね」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 18:56:41.23 ID:vV+zuZO00
マミ「――痛い」ゼーハー 

マミ「何…これ……!? パパ!? ママ!? どこ!?」 

マミ「……あ。……痛い、痛いよぉ!」 

トンッ 

マミ「誰……?」 

ほむら「巴マミ……」 

マミ「あ…死にたく……ない、助け……て……」 

ほむら「ごめんなさい……」チャキッ 

マミ「え……!? 嫌よ……! 死にたくない死にたくない……!」 

ほむら「巴マミ、これが……『世界』の選択よ……!」ガウーン!!
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:03:19.17 ID:vV+zuZO00
QB 「 さぁーって僕と契約契約ぅ……って、あれ? もう死んでしまってるみたいだね。かなりの素養が合ったというのに、残念だ」 

QB「仕方ないね、代わりの子を探そう。この街の勧誘の起点になる子がいい加減ほしいなぁ」タタタタタッ…… 

ほむら「…………」チャキッ 

ほむら「麻酔銃よ」ファサッ 

ほむら「さぁ、巴マミ、もう大丈夫よ……うっ。……子供なのにえらく重いわね。仕方がないわ、引きずっていきましょう……」ズリッ、ズリッ 

ほむら「あなたが契約しなければ……まどかも美樹さやかも魔法少女に興味を持つことはなかった……」ズリッ、ズリッ 

ほむら「もしそうだったなら、そこはきっと理想の世界ね」ズズズズズズズ 

ほむら「まどかの姿を除いてだけれど……ね」ゴンッ 

マミ「うーん……」 

ほむら「だけれどそれがきっと『世界』の……いえ、まどかの選択のはずだから」ドサッ
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:10:28.05 ID:vV+zuZO00
マミ「…ママ。……パパ」 

ほむら「ごめんなさい。わたしがあなたの両親を助けたら大きく未来は変わってしまうだろうから……」 

ほむら「そしたら1%代には居られないかもしれない。だから、過程だけを変えて結果を同じにするしかできないわ」 

ほむら「だけれど今よりはいい世界が広がっているはずよ。魔法少女になるよりは」 

ほむら「……あなたのいう『シュタインズゲート』への到達を目指すわ。確か、1.048596だったわね」 

ほむら「救急車は呼んでおいたわ。……さようなら、巴マミ。また数年後に会いましょう」 

ほむら「次は佐倉杏子ね」カチッ 

1.130238→1.120896 


マミ「うーん……世界……シュタインズゲート……」ムニャムニャ
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:18:06.99 ID:vV+zuZO00
1.120896 

QB「今日も契約、契約ぅ! 最近、この街じゃあ全然契約できてないしね。張り切って行こうか」 

QB「おおーっと! 早速あんなところに契約できそうな赤い娘はっけーん!」 

QB「素質もありそうだしこの街の契約の起点にしちゃうぜぇっ!」タタタタタタッ! 

ズキューン 

QB「ひでぶ」パーンッ 

QB「な、なんだ。いまの!? 狙撃された? スペアが近くにあって助か……」 

バキューン 

QB「あべし」パーンッ 

バシュッ 

QB「変わりならいくらでもいるわぁッ! って、ん? あれって、ロケット……」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:26:06.86 ID:vV+zuZO00
ほむら「ミッションコンプリート」ビシッ 

ほむら「AT4まで撃っちゃったけれど郊外だし多分大丈夫でしょう」 

ほむら「……たしか、彼女が魔法少女にならなかったらあの教会は金に困るわけよね?」 

ほむら「……意外と事が起きるのは早いかもしれないわ。準備しておきましょう」 


杏子「な、なんか向こうの方から凄い音がしたっ!」 

杏子「何だろう……見に行くにしても一人だしなぁ……」 

杏子「お腹すいたなぁ……最近、全然食べれてないし、妹にあげちゃってるからなぁ」ぐぅ~ 

杏子「仕方がない、帰ろう……」 

ほむら「」ジーッ 

ほむら(まどかをスト―キングしてたのがこんな所で役に立つとは思っていなかったわ)
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:34:41.21 ID:vV+zuZO00
杏子「ただいまー! ……?」 

杏子パパ「誰も来ない、誰も分かってくれない、もう生活する金もない……。お帰りなさい、杏子……」 

杏子「お父……さん? その包丁……!?」 

杏パパ「すまない……こうするしかもう方法がないんだ……! あとは杏子、お前だけだ……」 

杏子「……うあ……あ……」 

杏パパ「許してくれっ!」バッ 

ほむら(させない!)ガウーン 

杏パパ「うっ!?」キーン 

杏子「!? ……!」タタタタタタッ 

杏パパ「な……っ! 待ちなさい、杏子! ……もう無理か。杏子、一人残してすまない、弱い父を許してくれ……」 

ほむら「…………」 

ほむら「大丈夫よ。あの娘はとても強いから」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:43:21.28 ID:vV+zuZO00
杏子「……ばか親父っ!」グスッ 

QB「あれはさっきの赤いの! よっしゃ、契約……。ん? なんか転がって……」 

ボシュッ! 

ほむら「焼燐手榴弾よ。自分のステーキが食べられるなんて素敵ね」 

杏子「……生きてやる。妹の分までどんなことをしても絶対に生きてやるっ!」タタタタタタッ… 

ほむら「……多分、大丈夫よね。結局、根は優しいんだし」 

ほむら「さて……最後に残ったのは……と」 

ほむら「転校する二週間前くらいでいいかしら」カチッ 

1.120896→1.136474
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:50:45.02 ID:vV+zuZO00
1.136474 

さやか「恭介? 入るよ」 

恭介「……やぁ、さやか」 

――数時間後 

さやか「そろそろ帰るね」 

さやか(今日も、何も進展なし……か) 

さやか(恭介の腕を、あたしが治してあげられたらなぁ) 


QB「クククククッ、ボクの出番の様だ。さぁ、ボクと契約しろっ!」 

パーンッ… 

ほむら「やれやれ。……少し背中を押してあげようかしら」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 19:57:36.67 ID:vV+zuZO00
さやか「……はぁ」 

ほむら「あなた、いつもその病室に来ているのね。お見舞いかしら」 

さやか「え!? あ、あんたは?」 

ほむら「ここに入院してるの。気にしないで。私にもこうして親切にしてくれる人がいればよかったのだけれど」 

さやか「親切にだなんてそんな……えへ」 

ほむら「あなた、そこの病室の子が好きなんでしょ」 

さやか「ははははははい!?」 

ほむら「隠さなくていいわ。見ていれば分かるもの。だけれど……いつまでも一緒にいられるとは限らないわ」 

さやか「……何が言いたいわけ?」 

ほむら「あなたに……忠告があるの」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:04:03.14 ID:vV+zuZO00
ほむら「大切な人とずっと一緒にいられるとは限らないわ」 

ほむら「いつも傍にいる人なら尚更。急にどこかに行ってしまうものなの」 

さやか「何それ。それになんであんた上から目線なのよ」 

ほむら「……私もそうだったから」 

さやか「…………」 

ほむら「……だから、伝えたい気持ちがあるのなら、伝えられる時に伝えておきなさい」 

さやか「伝えたい気持ち……」 

ほむら「ええ、伝えたい気持ち」 

ほむら「本当の気持ちと向き合いなさい。あなたならそれが出来る筈だから」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:11:31.33 ID:vV+zuZO00
ほむら(本当の気持ち……か) 

ほむら(魔法少女になって……みんなが自分と向き合うことが出来た) 

ほむら(彼女たちはもう魔法少女ではないかもしれないけれど……) 

ほむら(それは決して無駄にはならないわ。だって、世界がどんなに変わろうと、心は覚えているから) 

ほむら(だから、私も忘れない。あなたのことを) 

ほむら(ここから先の世界に、その楽園に、あなたはいない) 

ほむら(でも、それこそがあなたの望んだ世界線……) 

ほむら「これでいいのよね、まどか……」カチッ 


1.136474→… 


『――ありがとう、ほむらちゃん』
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:18:28.23 ID:vV+zuZO00
→… 


QB「僕ってこの仕事むいてないのかなぁ……ん?」トボトボ 

QB「あの緑の子は心に深い傷を負っているね」タタタタタタッ 

仁美「上條君……」グスッ 

QB「やぁ、何か悩みごとかい?」ヒョコッ 

仁美「え……? あなたは……何?」 

QB「僕はQB、僕と契約して魔法少女になってくれれば、どんな願いでも叶えてあげられるよ!」 

仁美「願い事ですか……?」 

QB「そうだ、どんな願い事でもいい。さぁ、君の願いを話してごらん!」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:25:48.50 ID:vV+zuZO00
仁美「例えば……例えばですけれど、誰かの心を私に向けさせることは出来るのですか?」 

QB「もちろんできるさ! 僕と契約して魔法少女になってくれればだけれどね!」 

仁美「そうですか……私、決心しましたわ」 

QB「じゃあ魔法少女に……っ!」 

仁美「願い事なんて、ありませんわ。友達がいて、毎日が楽しいですから」 

仁美「そうです。さやかさんは友達です。それに……私には他の方がいても、さやかさんには上條君しかいませんから」 

仁美「だから、これでいいんです。気を使っていただいて、ありがとうございました」ペコリ 

仁美「その願い事は……もっと不幸な方に使ってあげてください。では、失礼します」ニコリ 

QB「…………」 

QB「最近の子の考えることはわけが分からないよ」ポツーン… 


…→1.048596
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:33:09.39 ID:vV+zuZO00
1.048596 

「今日はみなさんに転校生を紹介します」 

杏子「おお! スッゲー美人じゃねーか! ま、さやかには及ばねえけど、なーんつって!」 

さやか「ちょ、声でかいよあんた。……ん?」 

「はい、それじゃあ自己紹介いってみよう」 

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」 

杏子「あん? あいつ、こっち睨んでるぜ……ってさやか?」 

さやか「あの子……こないだの」 

――放課後 

ほむら「…………」スッ 

杏子「でよー、ここの所に新しいゲーセンが出来たんだけどさあ……って、聞いてるか?」 

さやか「んー……? ……あ!? あの子行っちゃう! 待って!」ダッ 

杏子「あ、おい! さやかぁ!」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:40:33.63 ID:vV+zuZO00
ほむら「……QB。何の用かしら」 

QB「ほむら、僕はこの仕事に向いてないのかもしれない」ピョコッ 

ほむら「そう」 

QB「近々、この街を出てみようと思う。だからこの街の魔獣のことは君に任せるよ」 

ほむら「そう」 

QB「最近は失敗してばっかりだ。故郷に帰りたくなってきたね」 

ほむら「そう」 

さやか「ま、待って、転校生! い、いや、ほむら!」 

ほむら「……QB」 

QB「大丈夫だよ。僕は一般人には視えないから」 

ほむら「……そう」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:46:54.47 ID:vV+zuZO00
ほむら「……なにかしら、美樹さやか」 

さやか「……こないだ、あんたのおかげでうまくいったんだ!」ハァハァ… 

さやか「だから、お礼を言おうと思ってたんだけれど退院したって言われて……でも、まさか転校して来るなんて!」 

ほむら「礼なら要らないわ。強いて言うならまどかに言うことね」 

さやか「まどか?」 

杏子「ひー、やっと追い付いた……」ゼーハー 

マミ「あら、佐倉さんに美樹さんじゃない。お取り込み中かしら」 

ほむら「…………」 

さやか「……まどか。……まどかって誰?」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 20:53:55.31 ID:vV+zuZO00
ほむら「……覚えてないのね。まあ当然なのかもしれないけれど。貴女は前例もあるしもしかしたら、って思っていたのだけれど……」クルッ 

さやか「まどか、なんか懐かしい響き……」 

杏子「おい、さやか? 泣いてんのか?」 

さやか・ほむら「……え?」 

さやか「……分かんない、急に涙が出てきて。何か大切なことを思い出しそうで……」 

ほむら「リーディングシュタイナー……!」 

マミ「リーディングシュタイナー!」 

杏子「テメェは黙ってろ」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 21:00:43.30 ID:vV+zuZO00
さやか「あたし、その娘を知ってる気がする。まどかに……大切なことを言われた気がする」 

杏子「まどか……そうだな。あたしも聞いたことがある気がする」 

マミ「……人は誰しも弱々しいながらリーディングシュタイナーを持っているのよ」 

ほむら「そう……覚えているのね」 

ほむら「おかえりなさい、美樹さやか。これが……運命石の扉の選択よ」 



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/22(月) 21:03:57.61 ID:vV+zuZO00
終わりです。 
読んでくれてありがとう。 
読んでくれたみんなにはさやかちゃんが好きになっちゃう呪いをかけた。 

初SSだったから拙いとこあったと思うが許してほしい。 
主にほむらの設定違いとか。マミさんとか。 

みんな乙さやさや 

ふぅ……
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