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恒一「中二病になる現象?」 

カテゴリ:another SS

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:14:08.00 ID:uc83tI3h0

怜子「そういう事で、あれは全部呪いのせいだったのよ」

恒一「……」

恒一「どうしてもっと早く言ってくれなかったんですか」

怜子「どうしても言うタイミングが掴めなくて、ズルズルと……」

恒一「だからってなんで今、卒業式を迎えた朝になって言うなんて……ズルイです」

怜子「もしこのまま恒一くんがそのまま卒業式に出て、そのまま東京に戻ったらきっとこう思うでしょ?」

怜子「夜見北の生徒達は頭どこかしらおかしい奴らで構成されてるんじゃないかって」

恒一「そりゃ、普通そう思いますよ」

恒一「なんたって僕と怜子さん以外の全員が発現してたんですから」

怜子「……」
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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:22:14.97 ID:uc83tI3h0

恒一「最初はおかしいと思いましたよ」

恒一「肺がパンクして入院している人間にやたらコーヒーを勧めてくるんですもん」



風見「これがこれまでのノート」

恒一「ありがとう、ところで、さ」チラ

桜木「……」チラ

風見「……」チラ

赤沢「? 何かしら」

恒一「その本は、僕にだよね?」

赤沢「ええ、私からの個人的な送りもの。お見舞いよ」

恒一(お見舞いの本に、世界のコーヒー百選……?)


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:29:04.50 ID:uc83tI3h0

恒一「あ、ありがとう。とてもうれしいよ」ハハッ・・・

赤沢「気に入ってもらえてよかったわ」ニコ

赤沢「やっぱり私のお勧めはハワイコナ・エクストラ・ファンシーね」

赤沢「柔らかい味わいと風味ある最高級のコーヒー」

赤沢「やっぱり私は自分で挽いたやつしか飲めないけれど」

赤沢「ほら私って本格のものじゃないとダメじゃない?」

赤沢「でもまあここらじゃイノヤって店のはまあまあのものを出しているわね」

赤沢「どう、今から一緒にブレイクタイムでも?」

恒一「」

恒一「そうだね」ニコ



恒一「あの時ほとんど反射的に返した『そうだね』であそこまで時間を喋られるとは思いませんでしたよ」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:37:49.17 ID:uc83tI3h0

怜子「彼女は昔からコーヒーに対して思い入れが強かったからそうなってしまったのかもね」

恒一「だからって挙句赤沢さん、ハワイコナ・エクストラ・ファンシー以外の飲み物は口にできない私。になっちゃってたじゃないですか」

怜子「一度彼女の水筒のハワイコナを他のコーヒーに摩り替えても気づかれなかったけどね」

恒一「でもさすがにミルクティーに変えた時は首を傾げて飲んでましたね」

怜子「あの時は流石に赤沢さんの舌がおかしいんじゃないかって疑ったわ」

恒一「それで、僕が入学した後」

恒一「見崎と関わった」



見崎「クッ、私に近づかない方がいい」ブルブル

見崎「多分、抑えきれなくなると思うから……」ブルブル

見崎「もう……始まっているの」ブルブル



恒一「まさかあれが演技だったとは今になって驚きですよ」

怜子「ええ、現象に対抗するために生まれた『邪気のもの』ですから」

恒一「よくよく思い出してみれば、あの時の見崎の顔、真っ赤でしたしね」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:45:09.24 ID:uc83tI3h0

怜子「でも徐々に彼女もこなれていったわね」

恒一「ええ、どんどんバリエーションを増やしていって

恒一「オーバーリアクションを取り入れたりイントネーションを変化させてみたり応用を利かせていきましたからね」

怜子「結局彼女が『邪気のもの』をやっていても現象にはなんの影響もなかったけどね」

恒一「そうですね。それからすぐに桜木さんがテスト中に……」



桜木「もう嫌!」ダン!

風見「……!? 桜木さん……?」

桜木「こんな紙切れ一枚で私の将来が決まるって言うの!?」

怜子「お、落ち着きなさい桜木さん」タジ

桜木「ふざけないでください! 私はもっと別の所で評価される人間なんです!」

桜木「もっとちゃんと私を評価して!!」



恒一「結局、桜木さんはテストの度に叫んでは教室の外に追い出されてたよね」

怜子「後期になってくると、私が本気を出したらみたいな発言も出てきたしね」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:49:32.74 ID:uc83tI3h0

恒一「まあ、その次が高林くん」

怜子「……」



高林「ここだけの話にしてくれよ?」

高林「バレるとここじゃ言えないような、アンフェアな目にあってしまうんだ」

恒一「わかった。誰にも言わないよ」

高林「実は僕」

高林「一度死んでいるんだ」

恒一「!?」

高林「これはオフレコにしてくれよ?」

恒一「う、うん」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:50:07.36 ID:ikdxp8nC0

勅使河原はガイアに囁かれちゃうんですかね・・・


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:53:58.40 ID:uc83tI3h0

高林「どうやら自分とは違う記憶が混入してる」

高林「こことは別世界なんだけど、皆は同じなんだ」

高林「唯一違うのは皆次々と死んでいく」

高林「僕も心臓麻痺で死んでしまうんだけど、記憶の継承には成功したみたいなんだ」

高林「ここなら『災厄』もないし、あっても必要なかった記憶なんんだけどね」ハハ

恒一「」



恒一「設定なのか真性なのか」

恒一「あの頃の僕はまだよく分かっていなかったけど」

恒一「高林くんがちょっとフェアゾーンからはみ出してるくらいは分かったよ」

怜子「結局、彼の設定はブレる事はなかったわね」

恒一「ある意味素晴らしいですよね」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 22:57:57.00 ID:/TnmiiCb0

フェアだねって自分に酔ってる


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 23:09:54.50 ID:uc83tI3h0

恒一「他にも久保寺先生やら中尾くんやら……ドミノ倒しで全員」

恒一「正直ここでは語り尽くせない事ばかりですね」

怜子「そうね、でもよくわかったでしょ? 何で皆が豹変していったのか」

恒一「とりあえず僕は無事に卒業式に行えるように頑張ってみようと思います」

怜子「大丈夫? 卒業式当日に頑張るだなんて、どうする気?」

恒一「とりあえず理由は分かったのだから、皆を正気に戻したいと思います」

怜子「戻せるの?」

恒一「やるだけやってみますよ……」







見崎「ククッ、今日は卒業式だと言うのに随分と遅い登校だな」ブルブル

恒一「まあね。ちょっといろいろあって」

見崎「ま、まさか奴らがとうとう攻めてきたというのか!?」ブルブル

恒一「……」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 23:15:05.17 ID:uc83tI3h0

恒一「見崎、もう頑張らなくていいんだ!」

見崎「ククッ、何を阿呆な事を!? そんな腑抜けた事をいっていると簡単にタマを取られるぞ」

見崎「『奴ら』は待ってはくれないのだから!」

恒一「……」

恒一「見崎、全部怜子さん聞いた」

恒一「見崎が『邪悪なもの』で、わざと中二を演じているんだって」

見崎「」

見崎「な、何を莫迦な事を……! うつけ、そんな世迷言を信じるなぞ……」アセアセ

恒一「もう、頑張らなくていいんだ!」

恒一「もう演技で中二をやらなくてもいいんだ!」

見崎「」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/03(木) 23:18:42.56 ID:uc83tI3h0

恒一「落ち着いたかい?」

見崎「……うん」

恒一「もう心配する必要はない。もう現象が起きてしまい、卒業を迎える以上君は中二を演じなくてもいいんだよ」

見崎「」

恒一(なんとか、元から正気の見崎は救い出したぞ)

恒一(やっぱり比較的軽症の人から救って言った方がいいのかな?)

見崎「さ、榊原くん……、あの、その私の演技は皆を救うためであって、別にノリノリとかそんなんじゃ……」

恒一「うん、分かってる」

恒一「見崎は天然の中二だって事は周知の事実だから」

見崎「」

おわり

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