スポンサーサイト 

カテゴリ:スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さやか「台風凄いね…」ほむら「なんでうちに来るのよ」 

カテゴリ:まどかSS

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 17:17:27.12 ID:PnoT+kJi0
さやか 「なんで入ってくるのよ」 

ほむら 「急ぐ必要はないと言ったけど、入らないとは言ってないもの」 

さやか 「──やっぱり、転校生はあたしが契約するの反対なんだ」 

ほむら 「──」 

さやか 「理由、教えてくれないんだ」 

こんな感じのを






106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 17:56:32.68 ID:PnoT+kJi0

ほむら (言えるわけないじゃない。何度も繰り返して、それでもダメで)

ほむら (切り捨ててきた当の本人がそこにいるのに──はぶわっ)

ほむら 「……何のつもり、美樹さやか」

さやか 「いやー、なんか急に死にそうなくらいに悩んでたし」

ほむら 「そうね。台風だからって押しかけてくるような莫迦をどうするのかは悩ましいところね」

さやか 「なんだと!」

ほむら 「──でも、ありがとう」

さやか 「ん?」

ほむら 「何でもないわ」


誰か


110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 18:38:38.91 ID:PnoT+kJi0

テレビ 「台風4号は19時現在静岡県に上陸し──」

さやか 「まだ静岡なのにこれかー」

ほむら 「そうね。ところで美樹さやか」

さやか 「何?」

ほむら 「どうして人の髪を勝手に編んでいるのかしら」

さやか 「いや、ほらなんかこう長いとさ、編んだらどうなのかなって思わない?」

ほむら 「どうしてこう貴女は」

さやか 「という感じで出来上がり──ってやば、似合いすぎてるってこれ。眼鏡とかない?」

ほむら (似合ってるも何も)

ほむら 「ところで、この後どうするつもり」

さやか 「流石にこれじゃあ帰れそうにないし──」

ほむら 「泊めてくれ、というのでしょう?」

さやか 「いやー、ごめんね、転校生」

ほむら 「ただし、家捜しを始めたら追い出すから」

即興も限界


114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 18:56:06.34 ID:PnoT+kJi0

さやか 「さやかちゃんはこの横暴に断固抗議する!」

ほむら 「なら今帰ってもらっても問題ないのだけれど? まだ台風直撃には時間があるわ」

さやか 「うー。ごめん」

ほむら 「で、夕食はどうするのかしら?」

さやか 「ピザでも取る? ──できれば割勘で」

ほむら 「この天気よ。どうせみんな同じ事を考えてるわ。悪いけど有り物でいいわね?」


さやか 「で」

ほむら 「何かしら?」

さやか 「レトルトパックの五目ご飯に焼き鳥の缶詰、インスタントのお味噌汁」

ほむら 「野菜いっぱいよ」

さやか 「フリーズドライだけどな。って転校生ってそういう生活してたんだ」

ほむら 「巴マミじゃないのよ。中学生の独り暮らしにどこまで期待しているのかしら」

さやか 「そう言われればそうだけどさ」

ほむら 「冷める前に食べなさい。 別に食べなくても良いのだけれど」


116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 19:14:58.50 ID:PnoT+kJi0

さやか 「ごちそうさまでした」

ほむら 「おそまつさまでした」


さやか 「それにしてもさ。転校生の部屋って何もないよね」

ほむら 「必要ないから」

さやか 「それにしたって殺風景でしょー」

ほむら 「病気で迷惑をかけていたから、あまり贅沢は言えたものじゃないから」

さやか 「あ、ごめん」

ほむら 「それには及ばないわ。慣れてみればそんなに悪いものではないし」

ほむら 「それに。釘を刺したのに家捜ししたがる莫迦のやる気を削いで都合が良かったわ」

さやか 「あとは魔法少女のお仕事?」

ほむら 「否定はしないわ。周りがどう思おうと、魔法少女はいずれ孤立していく」

さやか 「そういうのは無いんじゃないかな」

ほむら 「事実よ。巴マミだってそうだった。いつの間にか壁を作って、どうしようもなくなっていく」

さやか 「でも同じ魔法少女だったら?」

ほむら 「グリーフシードは知っているでしょう? 限られた資源を分け合えるのは、余裕がなければ無理」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 19:36:53.74 ID:PnoT+kJi0

さやか 「もっとわかり合えば何とかなったりは」

ほむら 「しないわ。何のために魔法少女は縄張りを作ってるのか、理解できない訳じゃないでしょう?」

さやか 「そりゃあ、まあ」

ほむら 「それに貴女はどこまでも向いてない」

さやか 「どうしてさ」

ほむら 「自分の胸に手を当てて考えればわかることよ」

さやか 「あたしがバカだっていいたいのかてんこーせーは」

ほむら (ええ、落ち込んでいる転校生のために、こんな嵐の日に、わざわざ病院から回り道するくらいにはバカね)

ほむら (でも、そういうバカも必要なの。──だから)

さやか 「って笑ったー! それもなんか生暖かい感じで!」

ほむら 「この話はこれくらいにしましょう。殺風景で悪いけれど、トランプくらいはあるわ」

さやか 「はぐらかしたなー! で、何やる? ポーカー? ブラックジャック?」

ほむら 「ごめんなさい、ババ抜きくらいしか」

さやか 「くぅーっ、ここでそう来ますか転校生は」

ほむら 「何が言いたいのかしら、美樹さやか」


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 19:50:31.46 ID:PnoT+kJi0

さやか 「こっちを取って……上がり、と」

ほむら 「どういう……ことなの」

さやか (案外、転校生って読みやすいんだ)

ほむら 「次やりましょう、次」

さやか 「いいけど……転校生」

ほむら 「何?」

さやか 「転校生って、実は割と表情に出る方だったりする?」

ほむら 「どういうことかしら」

さやか 「いや、さっきだって選んだ時にちょっと強ばったし。表情が」

ほむら 「そんなことはないわ」

さやか 「まあ、転校生がそう言うならいいけど。(またぴくっとなったよね)」


さやか 「さて、10連敗のご感想は?」

ほむら 「言葉も無いわ。それで、何をさせるつもりなの? 美樹さやか」

さやか 「英語のノート、見せて。明日の小テストやばいと小遣いがピンチなんです」

ほむら 「愚かね」


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 20:04:20.73 ID:PnoT+kJi0

ほむら 「そこ、構文が違うわ」

さやか (どうしてこうなったかなー。ただノート写させてもらうだけだったのに)

さやか 「だからノートを見せてもらえれば良いのに」

ほむら 「遠慮する必要はないわ」

さやか 「格好付けて言われても」

ほむら 「お小遣いを減額されたくないのでしょう?」

さやか (絶対にババ抜きの報復だよ転校生」

ほむら 「口に出ているわよ」


ほむら 「さて、このあたりでテストの範囲は終わりだったかしら」

さやか 「どうしてこうなったー」

ほむら 「授業を聞いていれば理解できるはずよ、この程度」

ほむら (何度も、何度も聞いていたからだけれど)

さやか 「──でも、ありがとう、転校生。これでテストは何とかなるわー。もうこれは勝ったも同然でしょ」

ほむら 「礼なら追試を避けてからにしなさい」

ほむら「それに、そろそろ寝ましょう。これでテストで居眠りした日には目も当てられないもの」


131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 20:16:49.74 ID:PnoT+kJi0

さやか 「あのさ、転校生」

ほむら 「何なのかしら」

さやか 「別にあたしは布団とかいいんだけど」

ほむら 「どうであろうと貴女は客人よ。畳に寝かせるわけにはいかないじゃない」

さやか 「だけど」

ほむら 「それに、使える毛布は一枚しかないもの」

さやか 「で、あんたはそれで寝るの」

さやか (どう見ても寝袋……というか寸法も大きすぎない?)

ほむら 「ええ。毎朝まどかにセクハラしてる貴女に襲われたくないし」

さやか 「なんだと」

ほむら 「それに、人の好意は受けておくものよ。 ──本当に」

さやか 「うーん…… ! んじゃこうしますか」

ほむら 「何をするつもり美樹さやか!」

さやか 「ね。こうやって布団を横向きにすれば、なんとか二人行けるでしょ。枕はその寝袋使えばいいし」


134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 20:29:30.63 ID:PnoT+kJi0

ほむら 「そこまでする必要は」

さやか 「無いとか言わない。せっかくのお泊まりなんだからさ」

ほむら 「やむを得ないわ」

さやか 「大丈夫だから、セクハラとかしないから!」


さやか 「でさー」

さやか 「それでもさやかちゃんなりにガールズトークとか期待してたのさ」

さやか 「転校生の恥ずかしい秘密告白! とか」

さやか 「薄暗い中でだから出来る話! とか」

さやか 「どうしてこうなった」

ほむら 「すぅ……すぅ……」

さやか 「でもまあ、こうしてみると転校生って可愛い系なんだ」

ほむら 「すぅ……すぅ……」


さやか 「それにしても、外はずいぶんひどくなってきたな……こりゃ直撃したかな?」

ほむら 「すぅ……ぅう……カナメ……さん……」


137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 20:45:58.71 ID:PnoT+kJi0

さやか 「? ……って寝言か。 でも転校生ってあんな呼び方してたっけ」

ほむら 「……きっと今度こそ……」

さやか 「あー、でも三つ編みにした転校生なら案外アリって言えばアリ?」

ほむら 「トモエ……せんぱ……ミキ……ゆるして……」

さやか 「え?」

さやか 「今私の名前出たよね。それに許してって……ま、何かされた覚えもないけどね」

さやか 「安心していいからねー。転こ……ほむらは私が友達になってあげるから」

さやか 「魔法少女が何だ? 立場が違う? そんなものでくじけるさやかちゃんではないのでした!」

さやか (でもほむらの髪って撫で心地いいわー)

ほむら 「すぅ……すぅ……」


ほむら 「起きなさい美樹さやか──というか離しなさい」

さやか 「……あと少し……」

ほむら 「いいから起きなさい」

さやか 「……ああ、ほむら……」

ほむら 「で、他人を抱き枕にした言い訳はあるのかしら?」


146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 21:02:32.90 ID:PnoT+kJi0

仁美 「おはようございます、まどかさん」

まどか 「仁美ちゃんおはよう」

仁美 「台風一過で晴れて良かったですわ。 ところでさやかさんは?」

まどか 「さやかちゃん? なんか昨日帰れなくなっちゃったんだって」

仁美 「まあ、それは大変」

まどか 「それで、お友達のところにお泊まりしたんだって」

仁美 「あらあら。 ──噂をすれば」

さやか 「まどか、仁美、おはよー」

まどか 「おはよう。ほむらちゃんもおはよう」

ほむら 「ええ、おはよう。鹿目まどか」

まどか 「だからまどかでいいのにー」

仁美 「ご一緒ということは、暁美さんのお家でしたのね」

まどか 「えー。さやかちゃん、ほむらちゃん家行ったんだ。うらやましいなー」

さやか 「いやー、傘も吹き飛ぶわバスは動かないわだったし、あそこでほむらが見えなかったらやばかったね」

ほむら 「お陰で私は随分迷惑を被ったのだけど?」


149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 21:10:04.96 ID:PnoT+kJi0

さやか 「えー、ほむら冷たいぞー! 同じ鶏五目食べた仲じゃないかー うりうりー」

ほむら 「髪が崩れるのだけれど」

まどか 「ところで、さやかちゃん今日のテスト大丈夫?」

さやか 「え? テスト? ああ、大丈夫。なにせ家庭教師ほむら先生のお墨付きですからねー」

まどか 「えー? いいなあ。わたしも行けばよかった」

さやか 「いや、あの嵐じゃ無理だって」

ほむら 「そうね。こんな莫迦の真似をされても困るわ」

仁美 「あの、そろそろ遅刻いたしますよ?」

さやか 「え……ってもうこんな?」

ほむら 「貴女があんな真似しなければもう5分は早かったのだけれど?」

さやか 「やば。ほむら、まどか、行こ!」

まどか 「あ、うん」(……ってあれ? さやかちゃん、そういえばさっきからほむらちゃんの事名前で呼んでるよね?)


終わる




人気ブログランキング


関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。